令和2年度 子どもの居場所づくり大作戦が開催されました

 8月10日(月)いわて県民情報交流センターアイーナにて、子どもの居場所づくり大作戦PART2が開催されました。

 

第一部 子どもの居場所ネットワークいわて加入団体による情報交換会
 今回の一番の話題は新型コロナ感染症対策でどういう対策や活動をしているかということでした。   ・会食時は、教室型のテーブル配置、1家族1テーブルにして食後のふれあいの時間は無しにする

  ・予約制で時間を二部構成にしている

  ・テーブル等だけでなく床の消毒も行う

  ・トイレの使い方の指導(便座の蓋を閉めてから流す)

 子ども食堂等子どもの居場所は、参加者同士の「密」が大事なキーワードですがコロナ禍においても心の「密」だけは無くさないようにしていきたいものです。

 今後、新型コロナウィルス感染が拡大した場合の加入団体の情報交換を継続して実施するためにオンライン利用基礎講座も行いました。

 


第二部 研修講座を2講座実施しました。

   講座1 「子どもの居場所における新型コロナウィルス感染防止について」                  講師 岩手県県央保健所技術主幹兼環境衛生課長 三浦史人氏

 コロナウィルスとは、どういったものか、感染減対策・感染経路対策・感受性対策についてわかりやすく説明いただきました。これまで意識していなかった感受性対策としてスタッフ・参加者の予防接種歴や罹患歴の把握については今後の課題です。

 感染対策として、食堂開催からお弁当配布に変更をしている団体もあることから食中毒予防についても学習しました。メニューすべてを第1グループ(非加熱のもの)第2グループ(加熱するもの)第3グループ(加熱後に冷却するもの)に分類して管理方法を決めて対応する方法について教えていただきました。

 参加者からは、「感染症の発生を詳しくお話しいただきとてもよかったです。命を預かる者としての自覚を再確認できました。」という感想がありました。


      「熱中症予防について(情報提供)」
      講師 岩手県県央保健所保健師 米澤依莉氏

 新しい生活様式における熱中症予防行動について、5つのポイントをわかりやすく解説していただきました。

 


講座2 「宮古市の子ども食堂の取り組み」について
       講師 宮古市社会福祉協議会くらしネットみやこ相談室 大槌幸恵氏

 2019年4月から、宮古市から業務委託を受ける形で「宮古市子どもたちのくらしを支える子ども食堂および親の自立支援事業業務委託」として、同事業を運営し現在7ヶ所で実施中とのことです。市が予算化し事業として社会福祉協議会が実施しているスタイルです。

 それぞれのこども食堂を地域づくり型(コミュニティ指向)とケースワーク型(個別対応指向)に分け、地域づくり型のこども食堂からケースワーク型のしおかぜキッチンへとつなげて支援していくような流れが構築されていました。また、地域づくり型の子ども食堂は社会福祉協議会と各地区の民生委員や児童委員さんを中心に地域の方々が集まって子ども食堂を開いているとのことで地域の繋がりが活かされていました。

 参加者からは「色々の立場の両立、工夫された運営が素晴らしい。」との感想が寄せられました。

講座1 三浦史人さん 講座1 米澤依莉さん 講座2 大槌幸恵さん

2020年09月17日