子どもの居場所づくり大作戦PART2が開催されました!
12月8日(土)子どもの居場所づくり大作戦PART2が県内より50名の参加者を迎えて、いわて県民情報交流センターアイーナで開催されました。前回を上回る参加者で関心の高さがうかがわれました。
第1講座では、公益社団法人岩手県栄養士会 管理栄養士 高橋ヒサ子氏より、「野菜を安全に美味しく食べるために」と題して講演いただきました。厚生労働省から「野菜等を生で食べるときにはよく洗うことを注意喚起すること」などが記された通達(平成30年6月15日「腸管出血性大腸菌食中毒の予防対策等の徹底について」)が出されたことを受け、現場では野菜サラダなどの提供をどのようにしたらよいかなど不安が出されておりました。食中毒予防のための3原則「菌をつけない」「菌を増やさない」「菌をやっつける」方法について詳しく説明いただき、安心安全を優先する意識を持って調理に携わるようにとご指導いただきました。また、野菜を使ったメニューの提案も頂きました。
第2講座では、「子どもの居場所ってどこ?~居場所に来ている人たちと一緒に考える~」と題して、母子支援員 中野祐子氏と菅野真名子氏を講師に、グループワークを実施しました。グループ毎に自身の住む地域で自身の関わっている状況・地域の状況を踏まえて、子どもの居場所の在り方を考えました。具体的な事例をグループみんなで考えることも今後につながる体験となりました。こども食堂を利用している10代の子どもから「子どもが大人に相談する時は、その大人を信頼してのことなのでしっかり受け止めてほしい。子どもによって対応を変えないでほしい」との当事者の声が寄せられ、子どもの居場所に関わる参加者は大事なメッセージをいただきました。
最後に、岩手県保健福祉部子ども子育て支援課総括課長 門脇吉彦様より、「福祉の現場で出会った子どもたちは、自己肯定感の低い子が多いと感じている。周りの大人が褒めて認めるという居場所づくりが本当に大事だと思うので全県に子どもの居場所が増えていくように願って県としても協力していきたいと考えています」とまとめのお言葉をいただきました。
高橋ヒサ子氏 | 中野祐子氏 菅野真名子氏 |
受講風景 | グループワーク |
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